不真正不作為犯の検討ポイントをわかりやすく解説してみた【刑法総論その12】
法律
争点整理手続をわかりやすく。論点をまとめて解説【民事訴訟法その7】
民事訴訟法の争点整理手続についてまとめてみました。争点整理手続には,準備的口頭弁論,弁論準備手続,書面による準備手続の3種類ありますが,ここではよく使われる弁論準備手続を中心に,論点である時機に後れた攻撃防御方法の提出も交えて詳細に解説しています。
訴えの利益を解説!将来給付や遺言無効確認も添えて【民事訴訟法その6】
民事訴訟法の訴えの利益についてまとめてみました。訴えの利益は,給付の訴え,形成の訴え,確認の訴えに分けて考えてみるのがおすすめです。特に問題になりやすい将来給付の訴え(大阪空港事件)や遺言無効確認の訴えについて重点的に取り扱いました。
改正民法対応!訴訟担当をわかりやすく!【民事訴訟法その5】
民事訴訟の訴訟担当はわかりづらい分野の一つです。ポイントは訴訟担当者自身が「当事者」であることです。法定訴訟担当と任意的訴訟担当に分かれ,任意的訴訟担当は従来謙抑的でした。判例を踏まえて任意的訴訟担当の考え方,法定代理・訴訟代理との違いを説明しています。
当事者の特定や当事者の種類を整理してみた【民事訴訟法その4】
民事訴訟の当事者についての論点を集めました。当事者の確定をはじめ,当事者能力,訴訟能力における法定代理人・訴訟代理人についての問題を整理したつもりです。わかりやすさを重視して通説,実務,判例の見解のみを記載しています。初心者の方必見です。
どこで裁判をするべきか?裁判管轄をわかりやすく【民事訴訟法その3】
民事訴訟をどこの裁判所ですればいいのか。これは裁判管轄の問題です。裁判管轄は,,法定管轄・指定管轄・合意管轄・応訴管轄・専属管轄・任意管轄といった用語があり,よくわからないのが現状です。ここではわかりやすさを重視して,裁判管轄と移送の基本を押さえます。
民事訴訟の前提知識!処分権主義と訴訟物について【民事訴訟法その2】
民事訴訟を考える際の基本原理である処分権主義と,訴訟の基本となる訴訟物,そして訴え方についてわかりやすくまとめました。訴訟物は旧訴訟物論や新訴訟物論といった対立がありますが,初学者は無視して根本となる考え方を押さえれば大丈夫だと思います。
共同正犯についてわかりやすく解説してみた【刑法総論その13】
共同正犯についてまとめてみました。共同正犯の根拠,背景となる考え方から要件(共謀,正犯意思,故意と実行行為,重要な役割)から論点となる共謀共同正犯や承継的共同正犯など一通り基礎基本事項をわかりやすく復習できると思います。
改正対応!制限行為能力をわかりやすく解説してみた【民法その11】
制限行為能力制度は未成年をはじめ被成年後見人,被保佐人,被補助人といった種類があり,ややこしい分野です。しかし,出やすい未成年を中心に押さえ,一般原則の取消し・追認を復習することで全体を理解することができます。詐術の論点についても扱いました。
改正完全対応!よくわかる!消滅時効の考え方【民法その10】
消滅時効は民法改正で大きく変わりました。その分条文も単純化しわかりやすくなったと思います。時効の根拠から,消滅時効のポイント,特に権利を行使できることができることを知った時と権利を行使することができる時の文言解釈についてまとめてみました。
改正対応!取得時効は要件を考えればよくわかる!【民法その9】
民法総則のメインの一つの時効です。今回は取得時効についてまとめてみました。取得時効は要件さえ押さえれば簡単な分野だと思います。また時効の根拠は法律を学ぶ者なら押さえておきたいものなので詳しめに書いてみました。改正法完全対応です。
実は簡単!?伝聞法則をわかりやすく解決【刑事訴訟法その15】
伝聞法則は刑事訴訟法上でも最難関の分野とされています。ここで一番重要なのが伝聞か非伝聞かの仕分けです。今回はこの点に絞って解説していきます。非伝聞に該当する場合は存在自体の証明と心理状態の証明の2パターンしかないことを意識しました。
わかりやすく!自白の論点を総まとめ【刑事訴訟法その14】
刑事訴訟法の自白は非常に論点が多い分野だと思います。虚偽排除説・人権擁護説・違法性排除説・(任意性説)の趣旨から違法収集証拠排除法則との関係,派生証拠,反復自白,補強証拠の考え方について判例・通説の立場から簡単にまとめてみました。
これだけは読め!違法収集証拠排除法則の解説【刑事訴訟法その13】
違法収集証拠排除法則は違法の重大性と排除の相当性を基準に考えることを基本とします。これを押さえれば違法性承継論や毒樹の果実論の考え方もすんなり受け入れられるでしょう。また,忘れやすい違法収集証拠排除法則の根拠についても解説しました。
よくわかる!訴因変更の可否をわかりやすく【刑事訴訟法その12】
訴因変更の可否は,訴因変更の要否と並んで訴訟法で出やすい論点になると思います。勘違いされやすい訴因変更の要否と可否の違いを復習するとともに,刑事訴訟法312条1項の「公訴事実の同一性」の判例通説の考え方,共通性・非両立性・単一性を踏まえて解説しました。
よくわかる!訴因変更の要否の考え方【刑事訴訟法その11】
訴因変更の要否は可否と間違えやすく注意が必要です。考え方は訴因の趣旨と訴訟全体の趣旨から導き出せるものなので,意外と簡単であることに気が付くと思います。つまづきやすいポイントから勘違いしやすい点などを指摘し,わかりやすい解説に努めました。