法律

憲法

信教の自由・宗教の自由(憲法20条)を理論的に解説【憲法その5】

法上向 信教の自由,宗教の自由(憲法20条)についてみていこうか。 信教の自由が問題になる判例ってありましたっけ? 法上向 実は信教の自由が単純に問題になる重要判例は少ないんだ。むしろ政教分離...
憲法

複雑な思想良心の自由(憲法19条)を一挙に整理してみた【憲法その4】

思想良心の自由は細かい論点が豊富です。そのため,どれを軸としてどのように考えていけばよいか迷子になってしまうことがよくあります。ここでは学説上の通説を捉えて,論点を一挙に総復習できるようわかりやすさ第一で解説してみます。
憲法

平等権(憲法14条)の問題を理論だけでわかりやすく解説してみた【憲法その3】

平等権(憲法14条)は理論だけ押さえるのであれば非常に単純でわかりやすい領域です。結局は区別が合理的かどうかを見ているのであり,憲法14条後段列挙事由であれば厳格審査基準,それ以外の区別であれば中間審査基準を用いることになります。
憲法

幸福追求権の憲法13条をわかりやすく攻略【憲法その2】

はじめての憲法人権シリーズとして,憲法13条の幸福追求権について三段階審査論と違憲審査基準論で解説してみました。プライバシー権は厳格審査基準を用い,新しい人権は緩やかな審査基準を用いるというのが基本です。その背景となる考え方もまとめています。
商法

難点をわかりやすく!新株発行無効の訴えの問題【会社法その13】

新株発行無効の訴えは会社法828条1項2号の条文にも無効事由が書かれていないため,無効事由を覚える必要がある論点となります。しかし,無効事由は非常に単純で公開会社と非公開会社の違いさえ意識できれば覚えやすいです。そんな無効事由についてまとめてみました。
商法

新株発行差止めの論点を初心者にもわかりやすく!【会社法その12】

会社法の最大の難しい論点は新株発行です。わかりやすさを第一に解説してみました。とはいえ,仕組みや手続を理解していないと訳が分からないと思うのでその解説は厚くしました。あとは論点になりやすい部分のみを簡潔にまとめています。
刑法

不真正不作為犯の検討ポイントをわかりやすく解説してみた【刑法総論その12】

不真正不作為犯は刑法総論の中でも独自の分野であり,法律に要件は書かれていません。しかし,なぜ不真正不作為犯を罰するのかを理解すると要件や検討ポイントが理解しやすくなると思います。作為義務については,排他的支配,先行行為,保護の引受けを中心にまとめました。
刑法

誤想防衛や誤想過剰防衛の問題を簡単に解決する方法【刑法総論その11】

誤想防衛と誤想過剰防衛は刑法総論上,最も難しい分野の一つであり,学説も錯綜しています。ここでは判例通説に絞りつつなぜそのように考えるのかを重視しながら考え方の手順をまとめてみました。違法性の意識の可能性という責任故意の考え方もついでに載せています。
刑法

責任能力について丁寧にわかりやすく解説してみた【刑法総論その10】

責任段階のポイントは心神喪失・心神耗弱の場合がほとんどです。しかもその場合も論点になる場合は原因において自由な行為の検討がすべてといってもいいでしょう。このことを中心に責任段階の問題(刑事未成年,心神喪失・心神耗弱,原因において自由な行為)をまとめました。
商法

実は簡単?会社法の計算分野,違法配当について解説【会社法その11】

会社法の計算分野は条文が難解で初学者にとって理解しにくい分野だと思います。ここでは最低限理解すべきことを簡単に,特に論点になりやすい違法配当の考え方をまとめました。とりあえず計算書類,事業報告,附属明細書,剰余金配当と違法配当をマスターしましょう。
刑法

ポイントは任意性と中止行為だけ。中止犯を簡単復習【刑法総論その9】

中止犯です。中止犯は未遂が前提となっています。未遂が前提ということは不能犯,未遂犯とのつながりがあるということです。要件は中止行為,任意性が中心になってくると思います。刑法43条ただし書を押さえつつ,要件に沿ってポイントだけを簡単にまとめてみました。
刑法

不能犯・未遂犯をまとめてわかりやすく解説してみた【刑法総論その8】

不能犯と未遂犯は別々の項で論じられることが多く,順序も未遂犯,不能犯の順になっていますが,問題を解くうえでは不能犯から未遂犯を検討すると思います。それぞれに共通する具体的危険という点を生かして今回は両者をまとめて考える方法を伝えられたらいいなーと思います。
刑法

刑法37条の緊急避難を解説!要件を押さえればOK!【刑法総論その7】

緊急避難は違法性阻却で正当防衛と並んで問題になることが多いテーマです。しかし,検討すべきポイントはそれほど多くなく要件を淡々と当てはめていくイメージがあります。刑法37条の正当防衛についてロースクール生が最低限知っておいてほしいと思うポイントをまとめました。
行政法

特別の犠牲って何?憲法29条3項の損失補償を教えます!【行政法その12】

損失補償は行政法では珍しく憲法29条3項を用いることが多いです。ここで最も重要になるのは特別の犠牲であり,この判断方法は判例だけ見てもわかりにくいものだと思います。特別の犠牲の考え方,そして完全補償説と相当補償説の対立がある補償の内容についてまとめてみました。
行政法

さっと確認!国家賠償法2条の公の営造物瑕疵責任【行政法その11】

国家賠償法2条は行政法で一番わかりやすい分野だと思います。すぐに論点だけさっと確認できるような記事にしました。瑕疵が通常有すべき安全性を意味すること,機能的瑕疵も国家賠償法2条の適用範囲であることには注意が必要です。わかりやすさ第一を目指します。
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