法律

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事後強盗罪のポイントをわかりやすくチェック【刑法各論その11】

事後強盗罪についてわかりやすく解説しました。事後強盗罪は人身犯的説明と財産犯的説明が可能です。さらに要件として「窃盗の機会」を押さえることが必要です。そして難問の事後強盗罪と共同正犯という論点があります。判例・通説の立場からまとめました。
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強盗罪の論点を総解説。わかりやすくチェック【刑法各論その10】

強盗罪について書きました。保護法益は財産犯的側面と人身犯的側面より占有と身体・生命・自由です。要件は反抗を抑圧する程度の暴行または脅迫、強取が基本となります。2項強盗罪では利益移転が要件となり、具体性直接性が求められます。暴行・脅迫後の奪取意思という論点も説明しました。
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窃盗罪の論点は要件から考えろ!総まとめ【刑法各論その9】

窃盗罪の保護法益は占有が通説です。そして要件として他人の占有かどうか、財物かどうか、不法領得の意思があるかどうかが論点となります。特に占有と不法領得の意思は混乱しがちなのでわかりやすくまとめました。
刑法

名誉棄損罪をわかりやすく解説してみた【刑法各論その8】

名誉棄損罪は、民法の不法行為や憲法の表現の自由との関係でもかかわる分野です。要件は、公共性、公益性、真実性と説明されます。また真実性の要件は相当な理由で信じた場合でも認められるといわれています。このように押さえるポイントを解説しています。
刑法

住居侵入罪の要件や論点を整理してみた【刑法各論その7】

住居侵入罪は刑法でも頻出の分野です。軽く論じられることが多いですが、ここでは論点をしっかり取り扱ってみました。特に住居、囲繞地、侵入、正当な理由がないこととはどういうことかについて細かく、しかしわかりやすく解説しています。
刑法

略取・誘拐罪のどうやって適用するか基本から考える【刑法各論その6】

略取・誘拐罪について書きました。保護法益と要件を詳しく解説しています。また営利目的等略取・誘拐罪や身代金目的略取・誘拐罪についてもしっかり押さえています。特に論点となる安否を憂慮する者の意味や監護者からの拐取についてわかりやすく検討しました。
刑法

逮捕・監禁罪の保護法益と要件をわかりやすく説明【刑法各論その5】

逮捕・監禁罪の保護法益と要件をまとめました。移動の自由については意思能力が不要であるということ、逮捕とは直接の拘束を意味し、監禁は一定区域外に出ることを困難にすることを意味することを押さえることが大事です。また略取との牽連犯となる点も説明しました。
刑法

脅迫罪・強要罪をわかりやすく説明!【刑法各論その4】

脅迫罪・強要罪の保護法益は意思決定の自由、行動の自由です。つまり、強要罪は脅迫罪の進化形といえるでしょう。脅迫は一般的な人が畏怖する程度の害悪の告知を指します。強盗罪や公務執行妨害罪等の構成要件にもなる重要な脅迫についてわかりやすく解説しました。
刑法

暴行罪と傷害罪の論点を押さえてみた【刑法各論その3】

暴行罪と傷害罪についてまとめてみました。暴行罪は不法な有形力の行使であり,傷害罪は生理機能の侵害です。この2点を覚えたうえで,傷害罪は暴行罪の結果的加重犯であるという論点を踏まえれば,暴行罪と傷害罪については完璧にマスターできます。
刑法

遺棄罪についてわかりやすく整理してみた【刑法各論その2】

遺棄罪について保護責任者遺棄罪、死体遺棄罪を含めて整理してみました。遺棄罪で重要なのは遺棄の意味です。移置や置き去りを意味するのか、条文によって異なります。また死体遺棄致死罪と保護責任者遺棄罪の区別という論点についてもわかりやすくまとめました。
刑法

殺人罪と自殺幇助罪の違いを押さえる。生命の罪について【刑法各論その1】

生命に対する罪として殺人罪を取り上げました。殺人罪は要件があまり問題にならない一番基本的な体系の罪です。論点としては自殺関与罪や同意殺人罪と殺人罪の区別という点がありますが,これも抽象的事実の錯誤として考えれば大丈夫でしょう。
民事訴訟法

証拠調べについて簡単にまとめてみた【民事訴訟法その11】

法上向 今回は証拠調べについてみていくぞ!といっても証拠調べはあまり問題 として出題されにくいから,簡単に要点を羅列していく感じにしようと思う。 えっ(汗)。なら飛ばしてもいいのでは……。 法上向...
民事訴訟法

釈明権・釈明義務とは何か?わかりやすく説明してみた【民事訴訟法その10】

民事訴訟法の釈明権・釈明義務についてわかりやすくまとめてみました。釈明権・釈明義務は弁論主義を補完する役割を持つといわれており,特に釈明義務の範囲が問題になります。積極的釈明,消極的釈明,法的観点指摘義務について整理しました。
民事訴訟法

裁判上の自白の論点をまとめて解説【民事訴訟法その9】

民事訴訟法の自白と弁論主義の関係性を中心にまとめてみました。裁判上の自白については,証明不要効,審判排除効,撤回制限効があるとされています。そのうえで,自白の要件や権利自白という論点があります。できるだけわかりやすく,かつ実践的に説明しました。
民事訴訟法

弁論主義の原則を本当に理解しているか?答案の書き方【民事訴訟法その8】

審理が始まったらまずは口頭弁論ですよね。口頭弁論には3つのテーゼがあります。 法上向 そうだね。ただし,この弁論主義の原則を答案に書くときに「なんとなく」で書いていないかい? たしかに……。毎...
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