はじめての刑法各論

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略取・誘拐罪のどうやって適用するか基本から考える【刑法各論その6】

略取・誘拐罪について書きました。保護法益と要件を詳しく解説しています。また営利目的等略取・誘拐罪や身代金目的略取・誘拐罪についてもしっかり押さえています。特に論点となる安否を憂慮する者の意味や監護者からの拐取についてわかりやすく検討しました。
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逮捕・監禁罪の保護法益と要件をわかりやすく説明【刑法各論その5】

逮捕・監禁罪の保護法益と要件をまとめました。移動の自由については意思能力が不要であるということ、逮捕とは直接の拘束を意味し、監禁は一定区域外に出ることを困難にすることを意味することを押さえることが大事です。また略取との牽連犯となる点も説明しました。
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脅迫罪・強要罪をわかりやすく説明!【刑法各論その4】

脅迫罪・強要罪の保護法益は意思決定の自由、行動の自由です。つまり、強要罪は脅迫罪の進化形といえるでしょう。脅迫は一般的な人が畏怖する程度の害悪の告知を指します。強盗罪や公務執行妨害罪等の構成要件にもなる重要な脅迫についてわかりやすく解説しました。
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暴行罪と傷害罪の論点を押さえてみた【刑法各論その3】

暴行罪と傷害罪についてまとめてみました。暴行罪は不法な有形力の行使であり,傷害罪は生理機能の侵害です。この2点を覚えたうえで,傷害罪は暴行罪の結果的加重犯であるという論点を踏まえれば,暴行罪と傷害罪については完璧にマスターできます。
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遺棄罪についてわかりやすく整理してみた【刑法各論その2】

遺棄罪について保護責任者遺棄罪、死体遺棄罪を含めて整理してみました。遺棄罪で重要なのは遺棄の意味です。移置や置き去りを意味するのか、条文によって異なります。また死体遺棄致死罪と保護責任者遺棄罪の区別という論点についてもわかりやすくまとめました。
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殺人罪と自殺幇助罪の違いを押さえる。生命の罪について【刑法各論その1】

生命に対する罪として殺人罪を取り上げました。殺人罪は要件があまり問題にならない一番基本的な体系の罪です。論点としては自殺関与罪や同意殺人罪と殺人罪の区別という点がありますが,これも抽象的事実の錯誤として考えれば大丈夫でしょう。
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